新型コロナウイルスが流行し始めて3年になります。私たちの生活は、ガラリと変わってしまいました。新型コロナウイルス感染症が流行してから、マスク、手指消毒、うがい、換気等々さまざな制約を受けた日常生活になってしまいました。

とりわけ外食産業、旅行業界などは、多大なる影響を受け存続の危機に直面している企業も少なくないと思います。

3年前は誰がこんな事になるなんて想像したでしょう。誰もここまで日常が変わってしまうとは思っていなかったと思います。突然始まって終わりの見えない戦いをしている状況です。

私は、今年の初め、1月29日に感染して10日間の療養生活を致しました。初日に39度4分の熱が出て喉が焼けるように痛く、咳が止まらず、意識も朦朧として救急車で奈良総合医療センターへ運ばれました。幸い肺炎にはなっていなかった為、熱さましの点滴を受けて自宅での療養になりました。感染して4日目ごろから味覚、臭覚障害になり、味も臭いもなくなりました。約一週間ほどで回復する事が出来ました。

7月30日に3回目のワクチン接種を受け翌日の31日に38度4分の熱が出ましたが、翌日には下がり、仕事に来ることができました。しかし、翌日8月2日から味覚、臭覚障害が再発し、21日間まったく味も臭いもわからない状況になりまりました。兼ねてからの副鼻腔炎が悪化して味覚、臭覚障害になったと思われます。

普段気にしていない、臭いがする事、食事をして味を感じる事は、ごく普通であたりまえであると思っていましたが、突然臭いも味も無くなった事に戸惑いました。原因もいつ治るのかさえ分からない事でとても不安になり、SNSで調べたり、知人に相談したりとジタバタしていました。

友人の息子さんは初期の新型コロナウイルスに感染して後遺症で臭いも味も無くなり、2年経った今もまだ薄っすらと感じるだけだと聞きました。

しかし、ある時、自分は今、とても不安で絶望的に思っているけれども、手も足も動かせる、目も見え、耳も聞こえる。味は無いけれども食べる事が出来ると思った時に有り難い事だと思えました。

世の中の人の中には今日食べるものが無い、目の前に食べ物を積まれても食べる事が出来ない人もたくさんいるのに、遠くの外国では、戦争の真っ只中で落ち着いて寝る事も出来ない人達もいる。そう思えば、毎日普通に起きて食べて寝て生活が出来る事はありがたい事「そうある事が難しい事」、有り難い事なんだと思います。

つい、いつもの日常である事があたりまえであると思い、そのことに感謝する事を忘れがちになります。臭いも味もしなくなって21日間は「普段あたりまえである事に毎日感謝を忘れてはいけないと改めて思える機会を頂いた事」に本当に感謝しています。

 

(法人内会報より)